【徹底解説】エグゼクティブコーチングとは?について解説します
エグゼクティブコーチングは1on1の対話形式によるセッションが一般的です。
一般的なコーチングと違い、リーダーシップ、マネジメント、チームビルディング、社内育成、組織づくり、会社のビジョン、ミッション、バリューなども全て対話の対象になります。
エグゼクティブへのコーチングは会社全体に影響を与えるものです。
エグゼクティブコーチングとは?
経営の判断、マネジメントをする立場にある人が、経営活動に前向きな変化を起こすために、コーチと定期的に対話をすることです。
役職としては、経営者、役員、幹部、部長がエグゼクティブ層に該当します。
エグゼクティブが描いたビジョンに向かって、組織の成長や変革を起こすことをコーチが支援をします。
経営や事業戦略、組織力など経営者・幹部だけでなく会社全体のことを主にテーマとして対話します。コーチは、エグゼクティブを成功に導くパートナーのような存在です。トップのアスリートや一流の経営者にコーチがついているように、エグゼクティブにもコーチが必要です。
クライアントとコーチとの会話内容は100%守秘義務があり、安心して何でも話せる環境を作ります。
コーチは思考のフレームワークを示したり、セオリーや事例を紹介しながら、そこから先はクライアントにじっくり考える時間を提供します。エグゼクティブとして自覚すべきことについては、はっきりとフィードバックもします。
よく取り扱うテーマ
エグゼクティブの方々は、日々様々な課題に追われていて、テーマが多岐にわたります。
さらに、経営者個人の課題と組織の課題の両方を扱います。
主なテーマとしては、次のようなものがあります。
- 会社のビジョン、経営者のビジョン
- 経営理念策定と組織への浸透
- 自身と会社の目標設定、課題整理
- リーダーとしての成長・自己変革を促進
- リーダーの習慣の徹底・変革
- 組織・風土・人事制度改革
- 次世代リーダー、管理職の育成
- チームビルディング
- ダイバーシティ、多様化への適応
- 後継者育成
よくお聞きするエグゼクティブの悩み・課題
- 経営のビジョンが描けない。ビジョンを浸透させることができていない。
- 次世代が育っていない。育てるための投資額や期間がはっきりしない。
- ボードメンバーとの連携がうまく取れていない。
- 下からの自発的な行動やイノベーションがうまれていない。
- 社員の離職が続いている。
- 孤独で相談相手がいない。
エグゼクティブコーチとコンサルティングの違いは
コンサルティングは、クライアントに代わって企業課題の解決策を提供します。答えを教え、言語化されている目標を効率よく達成することが目標です。
一方で、コーチングは、潜在的な思考や感情を扱い、まだ言語化されていない目標を引き出す。個人・エグゼクティブ及び会社の可能性の最大化が目的になります。
なので、コーチングの主目的は、クライアント(コーチングを受ける側)の変革・成長となります。「コーチ」と言うと「指導する人」をイメージされる方が多いですが、コーチは教え、指導する人ではありません。
経営者自身が持っている力を最大限に活かして、目指したい世界を、協働して創りあげる伴走者のような存在がコーチです。
クライアント自身が問題解決に向き合い、解決できるようサポートするのもコーチの仕事になります。
エグゼクティブコーチングの効果とは?
1)経営者、幹部が成長し組織に好影響を与える
影響力のあるエグゼクティブ層の変化は組織全体に広がり、社員や部下の意識変革に繋がります。
現在の企業経営において、エグゼクティブ層の経営判断は企業の進退を大きく左右します。
高度な意思決定を適切なタイミングで行うための、リーダーとしての適切な視座・視点を持つこと、また意識変革・行動変革の実現が期待できます。
2)組織の目標ビジョンが明確になる
自分のビジョン含めて組織のビジョンが明確になり、会社に浸透していきます。
組織全体に浸透することで社員が自発的に働くことにつながっていき、従業員の働きがい、組織全体の士気の向上にもつながります。
3)経営層の精神状態が安定する
エグゼクティブは、大きな責任を負うため、常に「恐れ」と向き合う立場にあります。誰にも相談することができなかったり、情報が揃っていない中で大きな決断を迫られます。
安定した精神状態でなければ適切な判断を下すのは難しくなります。
エグゼクティブコーチングを受けることは「恐れ」と向き合う術を知り、冷静に状況を認識して、適切な意思決定ができる心理状態へと導いていくことにも繋がります。
また、コーチと強い信頼関係を構築できますので、孤独になりがちな経営者の心強いパートナーとなります。
4)当初より目標が早く達成する
ビジョンに対して達成したい目標をコーチと考えることでより高い目標を立ててアクションを具体的にすることで目標をより早くかつ高い目標を達成するケースが多いです。
5)優れた経営者になる
優れた経営者とは、経営のプロフェッショナルであり、同時に豊かな人間性と社会性を兼ね備えた人です。
経営のプロフェッショナルとは、いかなる状況にあろうとも、企業を健全に成長させる能力を持った経営者とも言えます。
さらに、私利私欲を求めるのではなく、従業員や社会全体の幸福に貢献することを真剣に考え、行動できる経営者です。多くの人が自然に集まって、その人のリーダーシップに従って、それぞれがベストを尽くすような人間的魅力にあふれた人です。
だから、会社の経営もうまくいくようになり、経営者の成長と共に組織も成長していくようになります。
コーチングの進め方・内容
私の場合のセッションの進め方はこちらになっています。(コーチにより少々異なります)
1)事前アンケート
現状、課題、コーチングを受ける背景など簡単にアンケートで事前にご回答いただきます。
2)体験セッション
体験セッションでは、まず、コーチングとはどういうものかを具体的に説明します。
より具体的に理解していただき、コーチとクライアント側の認識・理解をあわせていきます。
その後は、簡単に状況をヒアリングを行います。
悩みや課題をお聞きして、実際にセッションを行うことでコーチングがどういうものか体感していただきます。
継続したいとなった場合は、コーチングの継続の契約を行います。
3)導入セッション・ヒアリング
継続の契約後、始めは導入セッションを行います。
いきなりコーチングを実施するのではなく、まずエグゼクティブコーチングを導入する目的や何を成果とするのかをクライアントとコーチの間で確認するところから始めます。
ざっくばらんにクライアント自身の現状の思いや悩み、課題感、あらゆるすべてを聞かせてもらうことからスタートしていきます。
4)定期セッション
導入セッション後は、1ヶ月に1回〜数回の対話を通じて決めたアクションに取り組んでいただき、次回のセッションで進捗確認や評価、次のアクションを決めるといった流れとなります。(「経験学習」も取り入れます)
オンラインでの対話や、会社のオフィス、ホテルのラウンジなどを利用したりします。
そこで、理念・ビジョン、今の課題を語ってもらいながら、ひたすら対話を繰り返していくこともあります。
手法は多岐に渡りますが、基本はクライアント本人が抱える「課題」や「目標」をセッションの起点とし、コーチがクライアントに質問を投げかけていきます。
例えばチームビルディングがテーマであれば「部下とどのような思いを共有したいか」「あなたも含めた全社員が幸せに感じられる職場はどんな職場か」。
事業がテーマであれば「その事業を通じて、何を成し遂げたいのか」「企業成長のために、本当にその事業をやるべきか否か」といった質問です。
対話を通じて、課題解決または目標達成までにどのようなプロセスを踏んでいくのかを、具体的なアクションプランに落とし込んでいきます。
その次に、私がご提供しているコーチングの料金・契約内容についても記載させていただきます。
ご提供料金
コーチングを希望される方は、お一人様1回に限り、体験コーチングをご提供致します。体験コーチングを受けて頂いた後に、正式にご契約となります。
体験コーチングセッション
- 料金:1.1万円(税込)
- 時間:90分(概要説明、ヒアリング、体験コーチングセッション)
- 方法:Zoomを利用した1on1対話形式
継続後の料金や契約の詳細については体験セッション時にご要望に合わせて決めております。
コーチングは、最低でも3ヶ月〜6ヶ月以上の期間を継続的にセッションを受けることにより効果や結果が出るものです。
ですのでオススメ頻度は月2回ではじめて、一定期間経過後に月1回の頻度に変更する方が多いです。
エグゼクティブコーチの料金相場は、セッション1回5万円以上と言われています。(1回10万円以上のコーチもたくさんいる中、現在はこちらの価格にてご提供しております)
お申し込みだけでなく、ご質問・お問い合わせもお受けしておりますので、何でもお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
三好 シゲル